生き残るSE

by Kazuhiro Ando 2010/06/10 (木) 15:26

「生き残るSE」 篠田庸介著 を読んだ。

「技術バカ」に未来はない! という副題からもわかるようにとても厳しい内容だ。

当社より一年後の創業で、従業員130名。そして偶然にも著者と私は同い年。
同業他社の成功事例から学ぶことも必要と思い手に取った。

読後の感想は ...

くやしい

そして、
業界にこのような会社があって嬉しい

著者が日本の将来、そして日本のSEの将来を憂い、真剣に人材を鍛え社会に貢献するために取り組んでいることがよくわかった。

一例を挙げれば、著者の会社ではSEに営業もさせているとのこと。
世界で通用する「ビジネスエンジニア」を育成するためだ。

これからのSEは、一流の技術を目指すのは当然で、ビジネスマンとしても一流で無ければインドやアジア諸国の優秀なSEに太刀打ちできない。
と言うが著者の主張だ。

同感である。

著者が本書で明かしてくれた多くのヒントを全て取り入れる覚悟は正直私には無いが、得るところの多い一冊だった。

Prospex も優秀な人材を次々に育成し、もっともっと多くのお客様のお役にたてるようになりたいと、改めて考えさせられた。

そのためには、まず経営トップの意識改革が必要であると、厳しく指摘されたような気がする。

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書評

技術の習得は「守・破・離」

by Kazuhiro Ando 2010/05/24 (月) 13:14

久々に岡野雅行さんの本を読んだ。
タイトルは「俺の感性が羅針盤だ!―人生の答案用紙にナビはない

痛くない注射針の開発秘話?など相変わらずの親しみやすい語り口で楽しみながら読める。

「技術の習得は『守・破・離』」っていう節があるんだけど、ちょっと引用してみようと思う。

時々若いエンジニアに同じような話を伝えようとしているのだけど、スーパーエンジニアの岡野さんの言葉ならもっと素直に聞いてもらえるかもしれないので。

 いちばん最初は、指導者の教えを忠実に守って、その型を自分のものにする。
次の段階は、教えを少しハミ出して独自の工夫を加えて、自分なりの発展を試みるという段階に移る。
そして最後は、指導者のもとから離れて自分自身の新しい世界をつくる、というわけだ。
 ただ誤解しちゃ行けないのは、「守・破・離」の「守」が中途半端じゃどうにもならないってことだ。
まずは基本型を歯を食いしばって自分のものにすることが大切なんだ。
(一部略)
 何か新しいことや難しいことを教えてくれる人がいい指導者だと思っているやつが多いようだけど、そうじゃないんだな。

この、「守・破・離」の考え方はもともと茶道で言われ始めたことらしいけど、ITエンジニアにも当てはまると思う。

たとえば5年以上経験があるのに、開発したシステムにバグが多い、性能に問題がある、仕事が遅いといったエンジニアを見かけるが、
そんな人は必ずと言って「守」のレベルの修行が足りないようだ。

具体的にはこんな兆候が見られる。

  • ソースコードが汚い
  • 自分のやり方にこだわる(やたらクラスを沢山つくるなど)
  • 自分の興味関心以外に理由もなく新しい技術を取り入れたがる
  • 物事の枝葉の部分にこだわり、大切な幹の部分をおろそかにする
  • スケジュールに対して考えが甘い

弊社は誰から見ても、「お客様の立場にたって考え、プロフェッショナルとして成果を上げられるエンジニアの集団だ」と言っていただけるよう努力を重ねてゆきたいと思う。

 

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